創業90周年を迎えるにあたり、コロナはこれまでの歩みを振り返るだけでなく、これからの会社のあり方にも目を向けています。
時代とともに働き方や価値観が変化する中で、社員一人ひとりが仕事と生活を両立しながら活躍できる環境づくりは、会社が次の時代へ進むための大切なテーマです。
今回はその一例として、育児休業を取得した男性社員の声を通じて、コロナの「働きやすさ」と「変わり続ける姿」を紹介します。
営業職として働く佐藤さんは、第一子の誕生を機に育児休業を取得しました。
「産後パパ育休については、もともと制度があるので利用したいと考えていました。取得を具体的に考えるようになったきっかけは、1年前に先輩が育休を取得していたことです。取得期間や業務の引き継ぎについて話を聞く中で、自分が取得する場合のイメージを持つことができ、1か月と少し育休を取得しました。
職場に妻の妊娠を報告すると、『もちろん育休を取るんだよね』と自然とあたたかい声があがり、上司からも『育休は取った方が良い』と後押ししてもらい、安心して取得を決めることができました。」
会社としても、法改正によって“産後パパ育休”が創設されたことを受け、男性育休の取得を後押ししてきました。社長も、男性育休取得率100%を目指す姿勢を示しており、その声かけもあって管理職の間では育休は「取得するもの」という認識が広がっています。
育休を“特別にお願いして取るもの”ではなく、“取る前提で準備するもの”へ。佐藤さんが感じた職場のあたたかい反応は、会社全体で少しずつ進んできた意識の変化でもありました。
職場に支えられながら育休スタート
一方で、育休取得にあたって業務面の不安はありました。営業職である佐藤さんにとって、担当するお客さまの案件や見積もり対応を、育休中にどう引き継ぐかは重要な課題でした。
「自分が担当しているお客様の案件を営業所内の方々にお願いすることになるので、自分が不在になることで周囲に負担をかけてしまうのではないかと考えていました。
そこで、育休中に業務を担当してもらう先輩社員が対応しやすいよう、取引先ごとの特徴などを引継ぎ書にまとめました。
この引継ぎ書は、育休のために一から作ったものではありません。私自身が入社したときに先輩から引き継いだ資料を、担当業務に合わせて更新してきたものです。必要な情報を追加しながら、次の担当者へ渡せるようにしていました。
また、私がいる営業所では、営業所内の方々が普段から多くの取引先と関わっており、電話を受けることもあるので、担当者以外も取引先についてある程度把握しています。
営業所内で普段からコミュニケーションがとれていたので、特定の人しかわからない情報を減らすことができ、引継ぎ書もあったおかげで安心して育休をスタートさせることができました。」
こうした環境があったからこそ、佐藤さんは仕事を離れることへの不安を大きく感じずに済みました。制度だけではなく、日ごろからの情報共有や、職場の信頼関係が育休を支えていたのです。
職場のあたたかい後押しを受けてスタートした、佐藤さんの育休生活。
しかし、実際に始まってみると想像以上の「育児のリアル」が待ち受けていました。