「つぎの快適をつくろう。」これは、新しい時代への思いを込めた当社のブランド・スローガン。今回は、蒸気機関車×ストーブ、新幹線×衣類乾燥除湿機。JR東日本とコロナという異業種コラボがテーマです。リアリティを追求し、鉄道ファンをうならせた開発の全貌をご紹介します。
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紫苑ブルーと朱鷺ピンクの帯、羽ばたく3羽の朱鷺は、全てシールに印刷して本体に貼ることにした。プロジェクトの実行を担当したのは、WHシリーズの設計に関わっていた大田だ。定格表示や操作表示ではなく、デザイン性を高めるためだけのシールを作るのも、フロント部分の約1/2を占める巨大サイズのシールを設計するのも、貼り付けるのも、大田自身はもちろん、会社としても初めてのこと。
「特別仕様で限定生産なので、貼付けは手作業。気泡を入れず、美しく貼るのは至難の業でした」。ただ美しく貼るだけではない。輸送を想定した試験で、貼ったシールが剥がれたりシワになったりとトラブルが発生。美しい状態でお客様に届けるため梱包形態を何度も見直した。また、SLストーブ同様、外箱までを商品と考え、『絵になるパッケージ』を特注した。「外箱の一番の役割は製品を守ること、という考え方が根底から覆され、え?という感じでした。こういうレアな経験ができるのは貴重です。ドキドキ、ワクワクしながら仕事を進めました」。
鉄道ファンミーティングでは、E4系M a xとき×除湿機プロジェクトでも次々とこだわりの提案を発した。
電源スイッチを入れると、JR新潟駅の発車ベル、切ると到着メロディが流れる。1台1台に車両・座席を表したシリアル番号を貼る。販売数は『E4系Maxとき』16両編成時の座席定員にちなんで限定1634台、型式は『E4系M a xとき』に運用された編成のラストランの車体番号にちなんでE453-112など、鉄道ファンをクスリとさせる、楽しい仕掛けを搭載した。「企画の意図を実現してくれた技術部門の皆さんにとても感謝しています」と長井は話す。
除湿機Maxときモデル。本体の背面や外箱には車両・座席を表した1634通りの座席シールがあり、
自分だけの1台となっている。
運転スイッチを押すと発車ベルが鳴る。この発車ベルは実際のラストランの時のもの。
蒸気機関車×石油ストーブ、新幹線×衣類乾燥除湿機という異色のコラボ。これらは、コロナが追求してきた機能性・耐久性・安全性を叶える製品づくりと、こだわりの仕様やデザイン、楽しい仕掛けという発想力の相乗効果で生まれた、新しいものづくり。「楽」から「楽しい」へ、新しい道を拓いていく記念すべき一歩だ。コロナでは、従来の製品開発の枠を超えた挑戦が始まっている。
※記事の内容は開発当時のものです。商品の改良や組織変更などにより最新の情報と異なる場合がありますので、ご了承ください。